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税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・卸売業②)

本日は、卸売業の法人税調査の事案です。

東京都品川区の事務機器等販売会社、M株式会社は、架空の仕入れを計上し、令和2年4月期の申告所得4100万円を過少に申告していたことが明らかになりました。

M株式会社は、病院や医療法人向けに事務機器等を販売する、資本金3000万円、年商5億円の同族会社です。

関係者によりますと、税務署は、M株式会社の申告内容を分析した結果、

① 売上、申告所得金額ともに大幅に増加していること

② 売上総利益率が減少していること

③ 支払勘定比率や棚卸比率に異常値が出ていることなどから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

税務署は、調査着手後、不審な仕入の請求書を把握したことから、仕入先などへの反面調査を実施したということです。

調査の結果、M株式会社は、利益調整を図るため、代表者が複数の仕入先に依頼して、請求書の日付けを改ざんさせる手口で、翌期分の仕入を繰上げて計上することにより、令和2年4月期に架空仕入れ4100万円を計上して、申告すべき所得を少なくしていたということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「税務調査を受けたことは事実ですが、適正に申告しています。」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

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