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税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・貿易業②)

本日は、貿易業の法人税調査の事案です。

千葉県松戸市の貿易会社、株式会社Kは、売上げの計上漏れなどにより、令和元年9月期までの3年間で、約4000万円を脱税していたことが明らかになりました。

株式会社Kは、松戸市で中古自動車や自動車用部品をベトナムやスリランカに輸出している資本金500万円、年商5億円の同族会社です。

関係者によりますと、税務署は、株式会社Kの申告内容を分析した結果、

① 売上が大幅に増加しているが申告所得金額が低調であること

② 売上総利益率や受取勘定比率に異常値が出ていたこと、などから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

調査の結果、この法人は、ベトナム向けの輸出代金の一部を売上に計上しないほか、国内での販売分についても、現金による売上を計上しない手口で、令和元年9月期までの3年間で、約4000万円の所得を脱税し、代表者の生活費や遊興費に充てていたということです。

また、この脱税した4000万円については、代表者に対する認定賞与となりますので、源泉所得税が追徴課税されるということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「税務調査のことは知らない。ノーコメント」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

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