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税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・サービス業➉)

本日は、対個人サービス業の法人税調査の事案です。

千葉県浦安市で動物病院を経営するY株式会社は、架空人件費を計上するなどして、令和2年12月期までの3年間で、3200万円を脱税していたことが明らかになりました。

Y株式会社は、ペットホテルも運営する動物病院で、資本金300万円、年商1億円の同族会社ということです。

関係者によりますと、税務署は、Y株式会社の申告内容を分析した結果、

① 売上総利益率は高いが、営業利益率が同規模法人に比べて低いこと

② 従業員一人当たりの売上高や営業利益が低いこと、などから調査対象に選定し、税務調査に着手したようです。

また、税務署は調査に着手後、すぐに、従業員への聞き取り調査を実施するほか、代表者が経営する別の法人にも税務調査に着手したということです。

調査の結果、Y株式会社は、複数の知人の名義を使って、給与関係資料を作成し、給与を支払ったかのように仮装する手口で、令和2年12月期までの3年間で、3200万円の所得を脱税していたということです。

また、脱税で得た3200万円は、代表者が経営する別の法人の運転資金に充てるため、代表者からの借入金として、別の法人に還流させていたということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「税務調査は受けたが、正しく申告している。」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

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