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税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・建設業➇)

本日は、建設業の法人税調査の事案です。

千葉県木更津市の建設業、株式会社Dは、売上げを除外するなどして、令和2年3月期までの7年間で5600万円を脱税していたことが明らかになりました。

株式会社Dは、ビルやマンションの冷暖房設備工事を専門に行なう職別建設業の会社で、資本金300万円、年商2億5000万円の同族会社です。

関係者によりますと、税務署は、株式会社Dの申告内容を分析した結果、

① 売上は連年、増加しているが、赤字申告であること

② 代表者の役員報酬の金額が低額であること

③ 公表外の銀行口座に売上代金が振り込まれている旨の資料情報があったこと、などから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

税務署は、調査着手後、すぐに本社事務所の現物確認調査を実施するほか、公表外の銀行をはじめ、取引がある全ての銀行にも調査を実施したということです。

調査の結果、株式会社Dは、代表者の生活費や蓄財に充てるため、特定の取引先からの売上代金を、公表外の法人実名普通預金口座に振込ませて取引を隠ぺいする手口で、売上げを除外し、令和2年3月期までの7年間で、5600万円もの所得を脱税していたということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「既に税務調査は終了し、修正申告も済ませた」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

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