1. HOME
  2. ブログ
  3. 税務調査事例
  4. 実録・税務調査ニュース(法人税・小売業①)

ブログ

BLOG

税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・小売業①)

本日は、小売業の法人税調査の事案です。

神奈川県川崎市の小売業、株式会社Oは、架空の仕入れを計上して、令和元年7月期までの3年間で、6000万円を脱税していたことが明らかになりました。

株式会社Oは、神奈川県下に8店舗のスーパーマーケットを展開する資本金2000万円、年商15億円の同族会社です。

関係者によりますと、税務署は、株式会社Oの申告内容を分析した結果、

① 売上及び申告所得金額が大幅に増加していること

② 売上原価率や原材料費率が高いことなどから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

税務署は無予告でこの法人の調査に着手し、着手後すぐに、仕入先の税務調査にも着手したということです。

調査の結果、この法人の代表者が仕入先の担当役員と通謀し、架空の請求書を作成させる手口で、架空の仕入れを計上し、令和元年7月期までの3年間で、6000万円の所得を脱税していたということです。

また、仕入先へ支払った代金のうち、約90%を代表者個人名義の銀行口座にバックさせ、その一部を賃貸用のワンルームマンションの購入費用に充てていたということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「税務調査を受けたことは事実ですが、税務署の指導に従って納税も済ませました」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事