本日は、対事業所サービス業の法人税調査の事案です。

東京都千代田区のイベント会社、R株式会社は、架空の外注費を計上して、令和２年６月期までの５年間で、４６００万円を脱税していたことが明らかになりました。

R株式会社は、企業や団体の催事やイベントの企画・運営などを行なう会社で、資本金３００万円、年商２億円の同族会社ということです。

関係者によりますと、税務署は、R株式会社の申告内容を分析した結果、

①　個人換算所得が低調であること

②　外注費率の分析値に異常がでていたこと

③　赤字申告と黒字申告を繰り返していること、などから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

調査の結果、R株式会社は、代表者の個人的な蓄財に充てるため、外注先に依頼して、金額を水増しした請求書を作成させ、外注費を計上し、水増し分は現金でバックさせるという手口で、令和２年６月期までの５年間で、４６００万円を脱税していたということです。

この会社に取材を申し込んだところ、「税務調査は受けたし、そのとおり修正申告した。」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」