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税務調査事例

実録・税務調査ニュース(法人税・製造業⑥)

本日は、製造業の法人税調査の事案です。

東京都足立区の製造業、株式会社Rは、架空の外注費を計上して、令和2年4月期の法人税の申告所得を、3300万円、過少申告していたことが明らかになりました。

株式会社Rは、産業機械メーカーの下請け企業で、主に精密機器の製造を行なっている会社で、資本金1000万円、年商9億円の同族法人ということです。

関係者によりますと、税務署は、株式会社Rの申告内容を分析した結果、

① 売上が急増しているが、売上総利益率が減少していること

② 赤字申告と有所得申告を繰り返していること

③ 利益調整をしている旨の部外からの情報、いわゆるタレコミが税務署に寄せられたこと、などから調査対象に選定し、税務調査に着手した模様です。

調査の結果、株式会社Rは、今期、売上が急増し、多額の課税所得が見込まれたことから、利益調整を図るため、翌期分の外注費として支払った仮払金を、今期の外注費に仮装するため、外注先に依頼し、請求書を作成させるという手口で、架空の外注費を計上し、令和2年4月期の所得を3300万円、少なく申告していたということです。

この法人に取材を申し込んだところ、「税務調査のことは分からない」との回答でした。

「・・・脱税は、必ずバレます!!・・・」

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